補足。
記事を投稿後にSteamのSCUM掲示板で次の投稿を発見しました。

https://steamcommunity.com/app/513710/discussions/5/3437955554627947156

投稿者によると、SCUMの起動オプションで「-nohmd」を設定しておく
SCUMのローカルファイルフォルダで Engine -> Binaries -> ThirdParty -> OpenXR -> win64の中にある
openxr_loader.dll を適当な名前(1openxr_loader.dllなど)にリネームする。

これでVR(OpenXR)関連の読み込みがおこなわれず、スムーズに起動するとのことです。

 

先日「SCUMが起動しなくなった」という記事を投稿したのですが、再発したのでその顛末です。

グラボ関連のトラブルで、ドライバーやユーティリティを全部入れなおす羽目になりました。

それの影響かどうかはわかりませんが、SCUMが起動しなくなる(EACの画面は出るがSCUMの画面がでない。タスクマネージャ等で確認すると実行中にはなっているが、タスクバーなどにも表示されない)症状が再発しました。

 

前回の経験からまずはHMD関連を疑いましたが、HMDは起動していないし、PCに接続もされていません。

ファイルの整合性も問題なし。

UE4.27を確認のため起動しましたが、問題なく起動します。

 

ここまでで症状に改善は見られません

手詰まりになったので、初心に帰ってSCUMのLogを確認しました。

Logは以下にあります。
C:\Users[ユーザー名]\AppData\Local\SCUM\Saved\Logs

正常に起動したときのログと、現在のログを見比べたところ、

scum-wontlaunch2

やはりVR関連の問題で止まっている模様。

いろいろ情報を漁ったところ、UEのVRテンプレートはOpenXRように設計されていること、
Oculusを使用している場合、OpenXRではなくOculus ランタイムを使用しなければならないこと、が判りました。

つまりは何らかの理由で、VR関連のOculusランタイムが読み込めていないのでは?と考えました。

SCUMが起動しなくなったで犯人扱いしてしまったOculusAPP(Oculusソフトウェア)を起動してみます。

するとSCUMが起動しました。

 

OculusAPP(Oculusソフトウェア)は犯人ではないものの、共犯者である可能性が出てきました。

OculusAPPを起動させれば、SCUMが動くようになったので、
SCUMには動かせず、OculusAPPであれば動かせる、つまり、VR関連のOculusランタイムに関連した問題である可能性が一層高くなりました。

あるソフトが動いている時だけ別のものが動くという状況から、バックグランドで何らかのサービスが暗躍しているのではと疑いました。

管理ツールからサービスの一覧を表示してそれっぽいものが無いか探しました。

ありました。それっぽいというかそのものズバリといったサービスが。

scum-wontlaunch21

ライブラリーの方は権限の関係で自動に切り替えられなかったので、とりあえず放置。

ランタイムの方を、サービス停止して試すと症状が再発。サービスを再開させると起動することが確認できました。

犯人はあなたですね。

その後、海沿いの崖に場面が切り替わったり、犯人が自殺したりするような展開に…なるわけもなく、

「Oculus VR Runtime serviice」を手動から自動に切り替え、サービスを実行したままにすることで問題は無事解決しました。

 

この問題はいわゆる「おま環」にあたります。
SCUMユーザー且つ、OculusVR環境を持っており、何らかの操作によりOculusVRランタイムサービスが停止状態に切り替わってしまったせいで起きる事件です。

まあ開発側がSCUMのパッケージングの際にVR関連を無効にしてくれていれば起きることもないのですが( ゚Д゚)
もしかするとSCUMには将来的にVR機能を実装する計画があるのかも!(無い無い)。

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