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SCUMには数多くの移動手段(乗り物)が存在します。
陸上の移動手段(二輪車、四輪車)は以前紹介しましたが、今回は海上の移動手段「船」を紹介します。
船には大まかに4種類が存在しています。
パドルで漕いで移動するサーフボード(小型のいかだ)、大型のイカダ、木製ボート、そしてゴムボート(ゾディアック)の4種類です。
サーフボードと小型のイカダはパドルを使用して漕ぐことで移動が可能な乗り物です。
パドルは店で買うか、クラフトで作成できます。
サーフボード(小型のイカダ)に乗る(運転する)には手にパドルを持った状態で、サーフボードをFキー長押しで「運転する」を選びます。
パドリングには少しコツが必要です。
前進(Wキー)しながらパドルを左右(AまたはDキー)に切り替えることでまっすぐ進むことができます。
前進(Wキー)のみだとパドルの切り替えが遅く、蛇行しながら進んでしまうので注意しましょう。
クラフト可能な小型のイカダもサーフボードと同じタイプですが、こちらには収納が付いているので、ものを運ぶことができます。
小型のイカダ(サーフボード)は安定感がいまいちで重量物を持って乗り込んだりするとひっくり返ることがあります。
大型のイカダもクラフト可能な乗り物です。
帆を下ろして帆走することが可能ですが、操作が難しく、私はいまだにうまく乗りこなせませんorz。
運転者以外にも乗ることができるので、マルチプレイなら友人とのんびり船旅ができるのかもしれません。
かなり大型の収納スペースを持っており、水上拠点としての利用も可能です。
乗り物はいろいろな原因で消える可能性があることに注意してください。
木製のボートは、パドル(備え付け)での移動と、後部に備え付けられたガソリンエンジンでの移動が可能です。
速度は40~45K/hほど出ます。
木製ボートは色違いが4パターン(灰色、茶色、青、緑)存在しますが、釣具屋のサムネイルでは色の見分けがつきません。
買ってみてのお楽しみ状態ですね。
ゴムボートはいわゆるゾディアックボートのような形のモーターボートです。
パドル(備え付け)での移動と、後部のガソリンエンジンでの移動が可能です。
速度は45~50K/hほど出ます。
木製ボートにもゴムボートにも収納が付いています。あまり広くはない(ハイキングバックパックが2個入る程度)ですが広さはどちらも同じとなっています。
木製ボートとゴムボートの違いですが、木製ボートはタンク容量が50L、ゴムボートはタンク容量が30Lで、容量に比例して航続距離が短くなっています。
ゴムボートは小回りが利き、発進、停止が容易(おおよそ止まりたいところで止まれる)です。
木製ボートは航続距離が長くゴムボートより安定感がありますが、発進、停止に慣れ(行き足がつくのですぐに止まれない)が必要です。
水上の乗り物のため、どのボートも乗っていると衣類が濡れます。
特に足元(靴、靴下)は必ず、ずぶ濡れになります。
海上が荒れている(波やうねりがある)場合は、波をかぶるので上着も濡れます。
気温が高い地方ではそこまで問題はないですが、気温が低い地方での水濡れは凍傷や低体温症を引き起こす原因になるので注意が必要です。
水上に停泊した場合ですが、水面の状況(波やうねり)によっては停泊場所から多少流される場合があります。
Fキー長押しで乗り込める場合は問題ありませんが、届かない場合はいったん泳いでボートに乗り込み岸まで持ってこなければいけません。
漂流を防ぐ手段として、岸に乗り上げる(勢いをつけて突っ込む)方法がありますが、その場合、水面に戻すまで乗り込み不可になります。
岸(や岩礁)に乗り上げた(スタックした)船を水面に戻すには、船から降りて、Fキー長押しで「押す」を選択して船を押し出すことで水面に戻すことができます。一度で戻らなかった場合は数回、または押す場所を変えてトライしてください。
地上での移動に比べて、水上での移動は障害物が少なく直進できるため、大幅に目的地までの時間を短縮できる効率的な移動手段です。
操縦や停泊場所など少し手間はかかりますが、使いこなせば島での生活がより楽しいものになること請け合いです。
RE:PLAY
※ロールプレイにより地の文が一人称になっております。
私は珍しく釣具屋に来ていた。
日々の探索も順調で、資金にも余裕ができてきたので、新しい移動手段を手に入れようと考えたのだ。
新しい移動手段。それは───
ゴムボートである。
木製のボートより多少、値が張るが、扱いやすさを考えてこちらを選んだ。
さっそく乗り心地を確かめてみる。
うむ、なかなかにいい感じだ。
ゴムボートに給油をおこない、準備万端整えた私は、かねてから目星をつけていたある場所へと向かった。
ある場所とは、海軍工廠、軍港跡地である。
元は海軍の施設だったが、放棄された現在は、Sentry(大型セキュリティロボット)や軍関係者のパペットが徘徊する危険地帯と化している。
辺りを伺いながら安全そうな埠頭の一つに、ゴムボートを横付けした私は、隙を見て埠頭への上陸を果たした。
さすが軍関係の施設だ。大量の物資が放置されている。
私はさっそく辺りを調べ始めた。
が、すぐにSentryに見つかり威嚇攻撃をされてしまった。
物陰に隠れながらの物資漁りは効率が悪いが、しかたがない。
私はロボットのセンサーに探知されないように注意しながら物色を続けた。
面倒なことに、Sentryは完全にこちらを認識し、排除しようと動いている。
少しでも射線が通れば、障害物などお構いなしに撃ってくるのだ。
!!
まずいと思ったときには足に痛みが走っていた。
急いでコンテナの影に飛び込んで、痛みのもとを探す。
幸いなことに弾はかすっただけのようだ。
大した傷もなく、痛みはすぐに引いてくれた。
油断した。もっと慎重にいかなければ。 そして、痛い思いをした分くらいは稼いで帰らねば。
私は決意も新たに目の前のコンテナ漁りに取り掛かった。
その後、どうにかバックパックを満杯にしてアウトポストへ帰りついた私は、
今度は武器屋のおっさんと買取に関して一戦交えることになったのだった。
軍港はそれなりに危険な場所だが、海からのアプローチなら上陸まではほぼ安全だ。
ボートの運用費用を考慮しても、十分な見返りがある場所に思えた。
私は当分のあいだ海をメインに稼いでいくか、と性懲りもなく皮算用をはじめるのだった。