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今更ですがSCUMにはクラフトシステムがあります。
チュートリアルでも教えてくれますが、レシピに従って必要数の素材を集め、作製に必要な工具が指定されていればそれも用意した状態でクラフトをおこなえば、アイテムが完成します。
クラフトにはスキルも関係してきますがスキルが低くても作製が失敗することはありません。
※用意した素材の耐久度(品質)によって出来上がるアイテムの耐久度(品質)が下がる場合があります。
クラフトにはサバイバルやエンジニアリングといったスキルが関係してきます。
サバイバルスキルは採集やクラフトによって上昇し、エンジニアリングスキルは修理や拠点建築によって上昇します。
スキルには4段階のレベルがあり、
NO SKILL
↓
BASIC
↓
MEDIUM
↓
ADVANCED
の順に上がっていきます。
クラフトに使用できるレシピはスキルのレベルによって解放されるため、レベルが低いうちは使用できない(作成できない)レシピが存在します。
クラフト画面を開くと右サイドに全レシピの一覧が表示されます。
レシピは各スキルのレベルごとに区分けされており、その中でさらに作成できるもの(色付き)とできないもの(グレイアウト)に分かれています。
同レベル内で作成できないレシピは、経験値が一定(例えば50%以上)を超えた場合に使用可能になります。
なお、レシピの背景が赤いものはインベントリ内に素材や必要工具が全くない状態、背景がオレンジのものは素材や必要工具の一部を所持している状態を表しています。
素材や必要工具が揃っている場合は、レシピの背景の斜線が消えて「クラフト」ボタンが押せる状態(オレンジ色)に変化します。
レシピを選択すると、クラフト画面の左サイドにレシピの詳細が表示されます。
一番上に作成するアイテムの情報、その下に必要な素材と道具の一覧が表示されます。
さらにその下に、作成したアイテムに関連する(素材になったり使用したりする)アイテムがリストアップされます。
画像のように即席工具箱であれば必要な素材と道具は
といった感じになります。
※種類を問わない(同種の該当素材がある)場合は素材アイコンの下に選択肢「 」マークが出るので許容素材の確認ができます。
許容素材は意外に重要で、例えば、長い木の棒または小さい木の棒、となっていたりする場合は、長い木の棒を集めるより、長い木の棒を小さい木の棒に加工したほうが効率が良くなります。
ほとんどのレシピはクラフト時に場所を選びません(素材と工具を所持していれば作成可能です)が、上位のレシピには作成作業に工具だけでなく「作業台(ワークベンチ)」が必要なものがあります。
「作業台ワークベンチ」はクラフトすることもできますが、それ自体が上位のレシピの上、素材も高価でそう簡単には作らせてもらえません。
※作業台は据え置き型(家具扱い)のため、まずは拠点(置き場所)を確保しなければならない点でも敷居が高いです。
そういった仕様に対する救済案なのか、拠点設備に必要性を持たせて囚人同士の縄張り争いを煽るためなのか、どうかはわかりませんが、集落内の建物や、工場、軍施設などに作業台として代用できるしっかりとした工作機械が据えてある場所が数多くあります。
ボール盤。形状からなんとなくフライス盤のような気がしなくもない。
個人的には残念ですが工作機械に違いはありません。全て即席作業台と同等の扱いです。
台よりも工作機械でクラフトしたほうが品質が良くなるとか、経験値が多く入るとか、そういった要素があるかもしれません(もしくは今後そういった仕様が追加されるかもしれません(願望)。
作業台は、即席のレール、スコープ、サプレッサー、そして各種弾薬の作成といったプレイの効率を高めるうえでそれなりに役に立つ要素となっています。 ※特にアイテムのドロップ率が低い公式サーバーでのプレイなど。
シングルプレイの場合はアウトポストでの金策で十分な資金が用意できるため、作業台が無くてもぶっちゃけ何とかなります。
クラフトは、序盤から終盤までしっかり使い倒すことになるプレイ要素です。
レシピも多く、素材集めも手間がかかり、地味な繰り返し作業に手ごたえを感じる私のようなタイプにはなくてはならないものとなっています。
あえて不平を書かせてもらえば、苦労してつくったクラフト品よりも、バンカーで拾った銃器のほうが圧倒的に使える(某RPGで例えるなら、複数のクエストをこなして作り上げた聖剣よりも、ラストダンジョンで拾う剣のほうが強いし使える)と言うところでしょうか (´・ω・`)…。
RE:PLAY
※ロールプレイにより地の文が一人称になっております。
クマの襲撃から数日。
私はあれ以来、丘の上のアパルトメントに通っていた。
アパルトメントと呼んではいるものの、少し変わった建物で、表側には独立したアパルトメントが、そして裏側には一階にロビー、二階三階は事務所のような造りになっている。
一般的な賃貸ではなく、何らかの組織が所有していたのだろうか。
まあ、今は無人なのだから大した問題でもないが。
建物の裏側にはガレージがあった。ガレージ自体はよくあることだが、その中にちょっと場違いなほど本格的な工作機械が据えられていた。
車の整備用…いや、やはり一般人が住んでいたと考えるよりは何か非合法な組織の拠点だったと考えたほうがしっくりくる。
もしくは現在進行形で他の囚人が拠点として利用しているのかもしれない。
そう考えた途端、なんだか誰かに見張られているような気がして、辺りを見回してしまった。
くだらない考えは別として、あるものは有効に使ったほうがいい。
本格的な工作機械があれば、いろいろなものが作れるのだ。
手始めに私は手押し車を作成した。
手押し車に必要な「車輪」は工作機械がないと作れない部品だ。
それが作れたことで、私は手押し車を作ることができた。
手押し車には、なんと木製の収納箱を二つも載せることができる。
重さは変わらないが、手押し車があれば、大量の荷物を運ぶことができるのだ。
一瞬、ピックアップトラックがあればな…と考えてしまったのは致し方ないことだろう。
手押し車のほかに「弾薬」も作成した。
むしろ工作機械の恩恵はここにあるともいえる。
手作業では無理なものでも工作機械があればこの通りだ。
これで弾薬の供給にかなりの余裕ができる。
なぞの建物は、漁るたびにいろいろな発見があって飽きが来ない。
二つの収納箱に戦利品を満載した私は、その重さにふらつきながらも、凱旋気分でアウトポストに帰還したのだった。
戦利品の多さに、雑貨屋のおっさんも目を丸くしていたが、今回はお互いに納得の値段で引き取ってくれた。
この調子なら、装備品を新調できる日も近そうだ。
私は上向いてきた運に少しだけ手応えを感じていた。