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SCUMに登場する銃のご紹介。
前回に続いて今回はハンドガン（拳銃）についてです。
拳銃（ハンドガン）は文字通り手の中に納まる大きさの銃器で最大の利点はその携行性の高さです。多くの法執行機関、軍隊、ならず者に至るまで広く利用されており、主武器ではないものの取り回しの良い、とっさの防衛手段、サブウェポンとして保持することが多い武器です。
抑制力、継戦能力ともに高くはないので、ショットガンやアサルトライフルに主役を奪われがちですが、狭い屋内やちょっとした（比較的安全な）探索などガチガチに武装するほどではないけど、丸腰だと不安…といったときに重宝します。
SCUMではどんなに狭い室内や壁際であろうと、アサルトライフルや銃身の長い狙撃銃ですら取り回しに違いはありません。※壁に当たって振り回せないというようなおもしろおかしいことは起きてくれません。
その点の不条理さをSCUMではハンドガンホルスターという形の差別化で補っています。
ハンドガンホルスターは文字通り拳銃専用のインベントリでそれ以外の種類のものは入れることができません。
一度ホルスターに入れたハンドガンは、手から離すと自動でホルスターに収まってくれます。
SCUMではインベントリの確保は最重要事項なので、ハンドガン一つとはいえ、その分のバックパックや両手が空くのはかなりのアドバンテージがあります。
※実際、私はプレイ当初はインベントリの使い方が下手で、武器の持ちかえ時にバックパックの空きがなく、手にしていた武器を足元に置いたまま（囚人は手やバックパックなどに空きがない場合は地面に落とします。その際確認も警告もありません）移動してしまい、大事な武器をロストしてしまったことが何回かありますorz
それに、状況に合わせてドラマの警官や捜査官のようにフラッシュライトをつけた拳銃を構えて進む姿は、ロールプレイヤーとしてはかなり萌えます (。-`ω-) 。
さて抑制力としてみた場合のハンドガンですが、サブマシンガンでも触れたとおり、低いです。
アーマーのない一般人のパペットなら問題なく倒せますが、アーマーを着た相手だと手早く正確にHSするくらいのPS（プレイヤースキル）がないと捌けなくなります。
こういったサバイバルゲームではいかにして1対1の状況をつくりだすか、言い換えれば敵に囲まれるような状況をつくらないというのが生き残る鉄則なので、同時に複数を相手しなければいけない時点でアウトではあるのですけども。
また、装弾数の少なさ＝継戦能力の低さも問題になります。
不意遭遇戦から乱戦になって弾切れ、リロード中に死亡、なんてのはあるあるです。
ハンドガンの中にはデザートイーグルという常識外れの銃が存在しています。抑制力としてはアーマーを着た相手でも気持ちよくぶっ飛ばしてくれるロマン武器ですが、それでも装弾数の少なさから抑えたいときに相手を抑えることができません。
残弾をカウントしながらダンスのように銃をぶっぱなし、マジックのようなタイミングでマガジンをリロード、嘘のような継戦能力ですべての敵をせん滅───なんてのは映画の中だけの話で実際は、敵はタイミングなど関係なく湧いてくるしリロードにはそれなりに時間がかかるし持てるマガジンの数には限度があります。
まあそういったデメリットを理解しつつも、ロマン武器を携えてみたり、コストパフォーマンスを重視してみたり、潔くサブウェポンは持たない派になってみたりと、プレイヤーの数だけの選択肢が用意されている所もSCUMの魅力なのかもしれません。
RE:PLAY
※ロールプレイにより地の文が一人称になっております。
遠征からもどって数日。
私は装備を新しくするために、武器屋を訪れていた。
武器屋のおっさんにも、いつも世話になっている。
厳つい見た目の割に、いつもウケないオヤジギャグをかましてくるお茶目なおっさんだ。
今回私は武器をすべて取り換える気になっていた。
前回の教訓からその必要性を感じたのだ。
まずメイン武器としてMP5 Kを選んだ。
以前から使っていたMP5と同系統のサブマシンガンだが、ストックが切り離され、よりコンパクトになっている。
この間、ようやく入荷したのだと武器屋のおっさんが話していた。
そしてサブウェポンとして私が選んだのが、HS-9。
小型の自動拳銃だが弾倉は16発と多く、ポリマーフレームを採用していて軽く取り回しが良い。
弾丸は9mmでMP5と相互に流用が効くのもこいつを選んだ理由の一つだ。
この島ではまだ流通量が少ないせいで少し値は張ったが、悪い買い物ではなかったと思いたい。
弾倉やフラッシュライトなどの備品もあわせて購入する。
そうそう、サプレッサーは絶対に外せない。あんな目に会うのは二度とごめんだ。
ああでもない、こうでもないと、店内で装備の具合を確かめる私を、武器屋のおっさんは生暖かい目で見守ってくれていた。
無事、私は装備を新調した。
結構な出費だったが、探索で手に入れた物品や救援物資の売却で、それなりの貯えができていたこともあって、懐にはまだ余裕があった。
そろそろアレを手に入れる時かもしれない。
アレ、とは。そう───
徒歩に変わる移動手段。
オフロードバイクである。