※このページの情報は Build version 0.7.14.50435 時点でのものです。アップデート等で頻繁に修正や調整が入るため位置情報や数値などは参考程度に考えてください。
SCUMはワールドが広いだけあって、その場所場所でいろいろな気候や生物群系、いわゆるバイオームが存在します。
私が確認できたのは4種類です。
まずは大半を占めるであろう温帯地域。
穏やかな気候で夜間等は気温が下がりますが、動き回ればシャツ一枚でもぎりぎりしのげる程度の温度です。
ブッシュが多く、森の中ではキノコがたくさん見つかります。
南や海岸線あたりの亜熱帯。
昼間はかなり気温が上がり、着こんでいると少し動き回るだけで汗が吹き出します。
水分の消費が多いので水が手放せません。体温が上がりやすいので熱中症に注意。
植生はブッシュが少なめでサボテンや竜舌蘭(リュウゼツラン)などの多肉植物が自生しており、場所によってはナツメヤシなど南国風の木が植えられてます。
時たまスコールのような雷を伴う激しい雨が降りますが、他のバイオームでも雷雨はあるので、気分的なものかもしれません。
雪原。北というよりは標高の高さによる降雪といった感じでしょうか。
気温はかなり低く、装備できるものを全て装備してやっと体温が保てる状態です。
それでも夜は寒さを感じるので動き回るか、焚火のそばなど温度を保てる手段を講じないといけません。
密室状態(ドアや窓が閉じていてちゃんと屋根がある)の建物も保温効果を期待できます。
雪が解けてぬかるんだ地面や雪の上を歩くだけでも靴が濡れてしまう上、靴の耐久が減ると靴下までずぶぬれになります。
装備品が濡れると当然体温も下がるので長時間濡れた状態だと、凍傷や低体温症を引き起こします。
ただそこで暮らすだけでも忍耐を強いられる過酷な環境です。
バイオームとは少し違いますが、環境という意味では海面や水面といった場所があります。
海面は天候によって波やうねりが起きますが、内陸の川や湖には波はありません。
水面だけでなく海底もしっかり再現されていて、潜ると水中生活が楽しめます。
海で一定の深さ以上にはサメがいるので齧られないように注意しましょう。
重たい装備品を身につけたまま水に落ちると、浮かび上がれず、海底または水底に沈みます。
浅瀬まで水底を這って移動するか、装備品を捨てて身軽にならない限り浮上できないので注意しましょう。
当然ですが一定時間以上水中にいると窒息して死にます。
今後のアップデートで砂漠や湿原のような環境も追加されるかもしれません(されるといいな)。
それぞれの環境でそれぞれに違った対応や行動を要求されるため、それまで通じた行動が通用しなくなったりする、プレイの幅の広がり(めんどくささとも言う)を楽しむのがバイオームの存在価値なのかもしれません。
RE:PLAY
※ロールプレイにより地の文が一人称になっております。
私は西のアウトポストを目指して、ピックアップトラックを走らせていた。 辺りが薄暗くなってきたのでライトをつける。
燃料はバイクで運んだ分しか入っていないので途中のガソリンスタンドで給油する必要がある。
私はスタンドを少し過ぎたあたりに車を止めてスタンドに向かった。
スタンドに集まっていたパペットを排除して安全を確保する。
安全を確保した私は、給油するために車に向かった。
ここで私は自分の犯したミスに気付いた。
車のライトを点けたままだったのだ。
急いで車に戻ったがもう遅かった。
バッテリーがあがったピックアップトラックはいくらキーを回してもうんともすんとも言わなくなっていた。
くそっ、ピックアップのタイヤを蹴ってみても事態は好転しない。
私は何か手はないかと必死で頭を働かせた。
最終的に私が出した答えは、
「農家まで戻って、もう一度バイクを使って、バッテリーを手に入れる」
という何とも迂遠な方法だった。
それでもそれ以外によさげな方法が思いつかない。
スタンド脇に置き忘れられていた古い自転車に乗って私は農家への道を急いだ。
農家に着いたときにはもう夜はすぐそこという時間だった。
暗くなっての移動はリスクが高すぎる。
私は朝を待った。
夜明けと同時に私はバイクで出発した。
私が目指したのは北にあるアウトポストだ。
ここからだとそちらのほうが近い。
気がかりなのは雪だが、オフロードバイクなら何とかなる、と思いたい。
山道に入ると徐々に周りの景色が変わってきた。
雪景色の中をアウトポストを目指してひた走る。
急激に下がった気温とバイクに乗っているせいで体温がどんどん奪われる。
ガチガチと歯を鳴らしながら私はバイクを走らせた。
ようやくアウトポストが見えてきた。
アウトポストの車屋でバッテリーを購入する。
ここまでは予定通り進んでいる。
さて、もう一度あの雪道を戻らなくては。
ようやくガソリンスタンドに戻り着いた私は、さっそく手に入れたバッテリーで車を復活させた。
低いうなりを立ててエンジンが始動する。
私は動き出してくれた車に安堵しながら車内に乗り込んだ。
とんだ回り道だったが、私は再び西を目指して走り出した。
帰り道は拍子抜けするほど順調にすすんだ。
なんとか西のアウトポストにたどり着いた。
ほんの数日離れていただけなのに、なんだかすごく懐かしい。
町に入るまでが遠征だ。
私は最後まで気を抜かないようにと気を引き締めなおすと、車のアクセルを踏んだ。