※このページの情報は Build version 0.7.14.50435 時点でのものです。アップデート等で頻繁に修正や調整が入るため位置情報や数値などは参考程度に考えてください。
SCUMは15kmx15kmという広大なマップが売りの一つですが、さすがにこの広さを徒歩で移動するとなると大変です。
なにせ、端から端まで徒歩で移動すると現実時間で2時間以上かかってしまうのです。
そういった状況なのでSCUMでは移動手段として各種乗り物が実装されています。
そしてその他のアイテムと同じように、乗り物もかなりの数(種類)が存在しています。
自転車は燃料やバッテリーを必要とせず、自分で漕ぐことで進みます。
説明なんて今更ですね(;・∀・)
ただし、漕ぐことでスタミナを消費するので延々と漕ぐことはできず、上り坂では負担が増します。
シティバイク(ママチャリ)とマウンテンバイクがあります。
スピードは10~30k/h(体感)で、インベントリはありません。
バイクは動かすために燃料とバッテリーが必要です。
アメリカン、オフロード、スポーツタイプがありアメリカンとスポーツタイプには狭いですがインベントリがあります。
スピードはスキルにも拠りますが40~50k/hくらいでます。
自動車も動かすために燃料とバッテリーが必要です。
トラクター、バギータイプ、SUV、ピックアップトラックと種類があり、トラクター以外は複数のカラーパターンがあります。
自動車はインベントリも広く、ものによっては収納ボックス(チェスト)がそのまま乗っかります。
探索や拠点の引っ越しなど荷運びの観点では必須ともいえる乗り物です。
スピードはスキルに依りますが100k/h以上出ます。
ただし、急カーブやオフロードではスピンやコースアウトしやすいため、しっかりとしたブレーキングや運転技術が必要になります。
またどの乗り物でもあることですが、段差や溝などに乗り上げたり、落ちたりすると動けなくなります。
これはバグ的なスタックではなく、ゲームの仕様としてそういったシュチュエーションが起きるようになっています。
乗り物が嵌まって動かなくなったときは、いったん降りて「押す」ことで抜け出せることもあります。 ※どうやっても抜け出せない時は、あきらめましょう(´;ω;`)ブワッ
自動車やバイクを動かすには燃料(ガソリン)が必要です。
ガソリンはガソリンスタンドや、廃車を漁っているとガソリン缶という形で入手できます。
ガソリンスタンドではガソリン缶のような入れ物がないとガソリンを入れることができないので注意しましょう。
※ガソリン給油機はガソリン缶を持っていない場合、インタラクト(F)のデフォルト動作が「飲む」という罠になっており、気付かずに触れると、ガソリンをがぶ飲みして盛大に吐くことになります。まあ吐くだけで特にデバフを食らうわけではないのでスタッフの遊び心というかブラックジョークなのかもしれません。
またガソリンと同様にバッテリーも必要で、特にスターターとしての役割が強く、エンジン始動時には結構バッテリーを消費します。
バッテリーはエンジンをかけた状態(停止したままでも)で放置していれば充電されます。
バッテリーが空の場合は他のバッテリー(スマホ用などでも可)を持っていけば充電できます。
他のアイテムと同様に乗り物にも耐久値(品質)が存在し、時間経過や、事故(壁にぶつける)などで低下します。
耐久度下がった乗り物は見た目がボロく、エンジン等から煙が出るなどの見かけの変化に加え、最高速度の低下やエンスト率が高くなるなどの状態異常が発生します。耐久度の回復には車用の修理キットが必要です。
なお、車にはワールド内での出現数に上限があり、上限をこえて出現(販売)しないため、マルチプレイなどで他の囚人が車を確保している場合は車が手に入らないという状況が発生します。
いろいろと手間がかかる乗り物ですが、広大なSCUMの世界である程度距離のある場所へ移動するには必須と言えるアイテムです。
個人的には乗り物に乗って景色を眺めながら走るだけでも単純に楽しいので、SCUMでドライブ、お勧めです(たまに狙撃されたりしますがその辺は愛嬌という事で( ゚Д゚))。
車両一覧。
RE:PLAY
※ロールプレイにより地の文が一人称になっております。
装備を整え、バイクという足を手に入れた私は、以前から考えていた計画を実行することにした。
計画というのは以前拠点にしていた農家に行くというものだ。
実は、あの農家で暮らしていた時に、いろいろと手に入れていたものや、納屋に置かれていたピックアップトラックなど、こちらに来るときに持ち出せないままになっていた物品が気になっていたのだ。
とくに納屋に置かれていたピックアップトラックは多少くたびれていたが、十分に乗れそうだった。
燃料がなかったので早々にあきらめたが。
だが今なら、燃料を運んでいける余裕もある。
ピックアップトラックになら置いてる品物もまとめて持ってこれるだろう。
私はさっそく遠征の準備を始めた。
燃料にバッテリー、念のために修理用の工具も揃えた。
数日分の食料と水、弾薬も補給した私は、意気揚々とアウトポストを後にした。
地図を確認しながらひたすら東を目指す。
一度通った道なので迷うことはなさそうだ。
バイクの機動力に物を言わせて寄ってくるパペットには取り合わず、置き去りにして先を急ぐ。
途中のガソリンスタンドにはパペットが沸いていたが、何とか排除して給油を行った。
途中にある、空港や重要拠点は警備が厳しいので念のため迂回して進むことにした。
ひたすら東を目指して走り続け、
陽が傾き始めたころ、懐かしくも見覚えのある建物へとたどり着いた。
時間が経ってもやることは同じだ。
まずは安全を確保する。
建物の周囲には気配はなかったが、小屋の方からは音がする。
そっと窓際に近付くと思った通り、中にはパペットの姿があった。
ドアが開いていたから入り込んだのだろう。
音を立てないように使い慣れた弓をそっと構える。指から離れた矢は吸い込まれるようにパペットの後頭部へと突き刺さった。
周囲の安全を確保した私は、納屋へと向かった。
そこには動かなくなったピックアップトラックが依然と変わらないままに置いてあった。
ピックアップトラックにガソリンを入れ、バッテリーを取り換える。
ピックアップトラックは息を吹き返したようにエンジンをうならせた。
バッテリーが心もとないが、走っていれば充電されるだろう。
小屋に置いてあった大量の物資をトラックに乗せ換える。これだけでも一仕事だ。
ここまで乗ってきたオフロードバイクは残念だがここに置いていくしかない。
陽はだいぶ傾いてきたが、車なら多少の無茶もできる。
が、まずは給油をおこなわなければ。
くたびれたピックアップトラックがゆっくりと進み出す。
私は来る途中で見かけた給油所の位置を頭の中に思い浮かべつつ、住み慣れた農家に二度目の別れを告げた。