※このページの情報は Build version 0.7.14.50435 時点でのものです。アップデート等で頻繁に修正や調整が入るため位置情報や数値などは参考程度に考えてください。
最近のゲームではめずらしくありませんが、SCUMの世界にも時間の概念が導入されており、朝、昼、夜と時間の変化(主に野外の明るさの変化)を感じることができます。
特に注意しなければいけないのは夜で、SCUMの場合、夜になるとほとんど何も見えなくなります。
※野外であれば星明りや月が出ていればその明かりなどで、目さえ慣れれば意外と見えたりしますが、 そういった明かりのない屋内は本当に真っ暗闇で自分の手足すら見ることができません。
SCUMのワールド内時間は現実時間の3.84倍の速さに設定されています。つまり6時間と少しがゲーム内の一日の長さとなります。
また日の出は6時、日没は9時に設定されており、昼が15時間(現実時間で約4時間)、夜が9時間(現実時間で2時間と少し)続くことになります。
※実際には日の出前と日没前には朝焼けや夕焼けなどの薄暗い時間もあるので、行動に制限が出るという観点では夜間はもう少し長く感じるかもしれません。
ゲーム内では正確な時間を確認する方法がありませんが、SCUMサポーターパックを入手すれば追加コンテンツとしてNicewatchが利用できるようになります。
これらの時間設定を長いと感じるか短いと感じるかは人によると思いますが、ネットで散見されるのは「夜が長い、スキップしたい」というものです。
SCUMはマルチプレイヤーゲームですので基本的に時間のスキップは(一時停止なども)できません。
ただしシングルプレイであればサーバーの設定をおこなえる(管理者権限を使える)ためゲーム内時間を変更することで、夜間のスキップを実現できます。
ゲーム内チャット(ショートカットはT)を開き 「#SetTime [0-23]」 というコマンドで時間を設定できます。時間は24時間指定なので 「#SetTime 8」 で朝八時に 「#SetTime 23」で夜23時に設定できます。
個人的には夜間は拠点でクラフトや装備品のメンテナンス(修理)など次の日の準備をおこなう時間、または暗闇に紛れて夜間強襲をおこなったり、暗視ゴーグルの使用が前提ですが、昼間よりもターゲットが視認しやすいという点を利用してのハンティングなど、昼間とは違ったシチュエーションを楽しむ時間だと考えています。
夜の林の中。画像の真ん中に星明りを反射した廃車がうっすらと・・・見えますでしょうか?
SCUMのワールドには天候の概念も導入されています。
晴れ(通常状態)や曇り、スコール(あたりが薄暗くなる)、バイオームによっては吹雪などの変化が体験できます。
天候による影響はあまり大きくありませんが、曇りや雨の場合は雲によって日光が遮られるため結構暗くなります。
SCUMのゲーム開発に使用されている Unreal Engine には自動露出という機能があり、人の目の「明順応、暗順応」を疑似表現しているため明るい状態から暗い状態に移行すると、目が慣れる(暗順応)まで予想以上に視界が暗く(物が見えなく)なります。
また雨に濡れると装備品が水を吸い込んで重量が増します。
装備品(服やバックパック)の重量増加は余裕のある場合は気になりませんが、探索後でバックパックにアイテム満載などの状態だと過重量によって地味に影響が出ます。具体的には移動速度の低下、スタミナの大量消費、水分の消費増加などです。
雨に限らず、装備品が濡れた状態にある場合は体温の低下も無視できません。気温の高い場所であればそこまで深刻でもありませんが、積雪のあるバイオームなどでは致命的な状態を招く場合があり、対応を間違うと死亡します。
アウトポストでスコールに見舞われ、あっという間にあたりが薄暗くなる。
雨の場合は空が暗くなったり水滴が降るのでわかりやすいですが、ゲーム内ではわかりづらい天候の変化として「風」が存在します。
こちらは視覚的に認識が難しいのですが、音が変わったり、木々の揺れが大きくなったりします。例外として洋上では波やうねりが激しくなるので体感しやすいです。
風の影響は体温低下や装備品の乾燥などもありますが、一番は狙撃時の弾道への影響です。SCUMではターゲットまでの距離によって弾道が弧を描きます(重力の影響)が、風によっても弾道が影響を受け、風が吹く方向に着弾点がずれます。狙撃時、特に風が強い場合は無風状態を待つか、風の影響を考慮にいれた高度な弾道計算が要求されます。
※SCUMには多くの照準器(スコープ)が用意されていますが、特にライフル用のスコープには弾道修正(いわゆるゼロイン)をおこなうための機能が用意されており、エベレーション(上下)やウィンテージ(左右)の調整がおこなえます。ウィンテージの調整によって風や銃の癖による左右へのずれを調整することができます。
ゼロインの調整はスコープを覗いた状態で Shift + マウスホイール。
ウィンテージの調整はスコープを覗いた状態で Shift + Alt + マウスホイール。となっています。
SCUMにはたくさんの特徴的なロケーションがありますが、長くプレイしていればそれだけ新鮮味がなくなります(何度も訪れた場所は必然的に覚えてしまうため)。
時間帯や天候によって、同じロケーションでも違った表情を楽しむことができるので、同じロケ巡りにダレてきたなーという方は一度試してみてはいかがでしょうか (`・ω・´)。
RE:PLAY
※ロールプレイにより地の文が一人称になっております。
町はずれの納屋で夜を過ごした私は夜明けともに移動を開始した。
できれば今日中に目的地である西のアウトポストにたどり着きたい。
地図で確認すると、現在地から目的地までは直線距離で約7キロ。
道路に沿って移動することを考えれば10キロ以上はある。
十分たどり着ける距離だが、道中は何があるかわからない。
小一時間ほど道なりに移動したところで、道路沿いにガソリンスタンドらしきものが見えてきた。
立ち止まって観察したが、人やパペットの気配はない。
今の私にガソリンは無用の長物だが、併設されているショップにはなにか有用なものがあるかもしれない。
ショップの脇にはスタッフのだろうか自転車がおいてあった。
壊れて乗れる状態ではなかったので放置する。
※実際には初見プレイだったために、乗れると知らないで放置してしまいました。知っていればこのあとの移動はもっと楽になったはずなのにorz
特に有益なものも見つからず、私はスタンドを後にした。
少し歩くと次の集落が見えてきた。
道沿いの小さな集落は静まり返っており、ここにも人の気配はなかった。
集落を抜けると小さな小川があった。ちょうどいいここで水分補給していこう。
地図を確認すると次の集落までは少し距離があるがほぼ一本道でわかりやすい。
私は心持ち足を速めた。
代わり映えのしない舗装道路の上をひたすらに走る。
走りづめでさすがにブーツの痛みが激しい。穴が空いたりしなければいいが。
そうして走り続けているうちに、次の集落が見えてきた。
地図で確認する限り、そこそこの大きさの街だ。
なにより傾斜地にあるため道路が蛇行しながら街中を通っている。
私は何となく嫌な予感がした。
私は自分の感覚を信じて今回は街を迂回することにした。
ただし迂回とはいっても遠回りにはならない。
街中を蛇行した道路はカーブしながら先で繋がっているので、街を迂回することで逆にショートカットする形になるからだ。
途中小さな畑を見つけたので、周りを警戒しながら生えていたキャベツを頂いた。
見晴らしよさそうな場所を選びながら茂みや木立の間を抜けて進んでいると、やっと先の道路に合流することができた。
そしてついに眼下に海が見えてきた。
西のアウトポストは海のそばにある。
久々に見る海と、目的地に近付いた高揚感で私の足は自然と早まった。
アウトポストに到着するまでを書いてしまいたかったのですが、移動回なので単調なうえに長くなってしまいましたorz