※このページの情報は Build version 0.7.14.50435 時点でのものです。アップデート等で頻繁に修正や調整が入るため位置情報や数値などは参考程度に考えてください。
SCUMにはアウトポストと呼ばれるNPCの拠点があります。
設定にもよりますが、初期状態ではアウトポストは落下ダメージ以外が無効になっており、いわゆる安全地帯になっています。
現在公式のアウトポストは4か所。内陸のダム湖にあるアウトポスト以外はすべて海沿いに配置されています。
地図上で緑で囲まれたエリアがアウトポストに設定されています。
アウトポストにはトレーダーと呼ばれるNPCが複数配置されていてそれぞれが特定の商品の販売や買取をおこなっています。
トレーダーのタイプは現時点では
雑貨店 クラフト材料やツール、衣類、一部食品など。
酒場(食料品店) 食材や食品、飲料、酒類。
武器商 武器や防具、武器関連のアクセサリー、弾薬など。
車屋 自動車やバイク、乗り物関連。
釣具屋 ボートや釣り具、スイミング用具など。
病院 薬や医療品など。
が存在します。
そのほか、ジャンクヤード(車屋に併設されている廃車置き場)や船着き場、銀行などの建物もあります。
銀行。建物はあるけど中身は未実装。今後のコンテンツとして実装されるのかも?
トレーダーはたくさんの商品を取り扱っていますが、各商品には在庫の概念があり、初期状態では在庫がない(購入できない)商品があります。
また在庫があったとしても在庫以上に購入することはできません。
例えば、欲しい弾薬の箱が店側に5個しかない場合は、5個までしか購入できません。
在庫は時間経過やアウトポストからある程度の距離離れると再入荷します。
トレーダーは買取もしてくれますが、かなり買いたたかれます。
商品にもよりますが、大体売値の5%~25%程度の買値になります。
そして、この買取時にはアイテムの耐久度(品質)が重要になってきます。
耐久度(品質)が100%であれば買取額は満額で提示されますが、耐久度が下がるにしたがって店側の提示する金額も下がっていき、耐久度(品質)が50%を切ると価値はほぼ0になります。
多くのアイテムは適切なツールを使用して「修理」することで耐久度(品質)を回復させることができるので、アイテムを売る前はなるべく修理してから売ることをおすすめします。
※修理をおこなうことでエンジニアスキルも上昇します。
トレーダーには資金の概念があり、買取の時に「トレーダーファンド」として表示されます。
つまり、トレーダーは買取時に持っている資金以上は支払ってくれません。
一応警告は出ますが、資金以上の金額の物品を売ってもお金は入ってこないので注意してください。
トレーダーの資金は囚人が物品を購入(トレーダーにお金を払う)するか、時間経過で回復します。
なお、トレーダーの資金(取引上限)はプレイ時間や取引量で増えていきます。
そしてトレーダー資金が増えると在庫も増えます(取り扱っていなかった商品が入荷したりする)。
そのほかプレーヤーが販売したアイテムは在庫としてストックされるよう(売った直後からではなく少し時間が経ってから在庫がなかったはずのその商品が入荷している)なので、売ったけどやっぱり必要だったーといった場合は買いなおすこともできます。売ったときの数倍の値段で買わなければいけませんが。
アウトポストのアイテム販売金額や在庫状況は地域によって微妙に差異があります。
ただし、買取金額が低すぎるので、安いところで買って高いところで売りさばくような「行商人・貿易」プレイはできません。
地道に拾ったアイテムや補給物資から手に入れた武器などを売るのが金策の近道となっています。
比較的低スキルでもクラフトできるクナイを大量生産して稼ぐという金策は最近のアップデートでクナイの買取金額が下方修正されたせいで使えなくなりました。
アウトポスト内は安全地帯になっているので、うまく立ち回ればアウトポスト内だけで安全にお金を稼ぐことも可能です。
たいていは我慢できずにあちこち遠征してしまいますけどね(`・ω・´)。
RE:PLAY
※ロールプレイにより地の文が一人称になっております。
私はアウトポストを目指して海沿いの道を走っていた。
地図ではアウトポストの手前に港町があったはずだ。
まもなくして地図にあった通り、港町が見えてきた。
街のあちこちでうろついているパペットを見かけた。
いちいち相手するのも面倒なので、なるべく刺激しないようにコソコソと通り過ぎる。
道沿いにもパペットがいたので、足場は悪いが道を逸れて海岸の岩場を移動することにした。
少し遠回りになったが、なんとかアウトポストに向かう間道にたどり着いた。
間道に沿って歩いていると、BCUからアウトポストのエリアに入ったことを告げる通知が流れた。
安全なエリアに入ったことで気が緩んでいたのだろうか、突然背後から何かに飛び掛かられた。
そのまま地面に押し倒される。
低いうなり声を出しながらバックパックに噛みついていたのは、狼だった。 私は無我夢中でバックパックを脱ぎ捨てると後ろを振り返らずに全力で走った。
間道にバリケードが設置してある。
狼の気配はすでに感じない。
ここまで逃げればもう大丈夫だろう。
脱ぎ捨ててしまったバックパックはどうなっただろうか。
脱ぎ捨てたバックパックがあきらめきれず、警戒しながら襲われた場所へと引き返したが、どこかへ持ち去られたのか狼の姿もバックパックも見当たらない。当然その中身も。
食料や銃を失ったのは痛いが、命には代えられない。
私は後ろ髪を引かれながら、元来た道を引き返すのだった。
ついに目的地だったアウトポストにたどり着いた。
無人の廃墟だらけの土地を巡ってきたが、ここにはしっかりと人の生活の気配がある。
よそ者の訪問は珍しくないのだろう、住人は警戒しているが、そこまで険悪感も感じない。
街中の案内板に従って行き先を決める。
私が向かったのは街の雑貨屋だった。
薄暗い店内には所狭しと物品が積み上げられている。
食料から護身用のナイフまで、大抵の商品を扱う何でも屋といった店だ。
いかにも商人といった風体の親父が、陽気に話しかけてくる。
「ようこそ、ようこそ!あんた、ここは初めてかい?」
雑貨屋でとりあえず必要なものを買い込んだ私は、店の親父にここの決まりや注意事項を教えてもらった。
街中での戦闘行為などいくつかの御法度はあるが、概ね自由に暮らせるらしい。
街の外壁のすぐそばに私はキャンプを張ることにした。
ここなら壁側は安全なので一方向にだけ注意を向ければいい。
もし何かあればすぐに街中に逃げ込むこともできるだろう。
雑貨屋の親父にキャンプについても確認していたので、私は急いで作業をおこなった。
日暮れ前に何とか作業を終えた私は、一息つきながら街を眺めていた。
明日からこの町で活動する。
どうにかしてここで暮らしていく手段を見つけなければならない。